書籍発刊に向けて…最終校正日のこと
連休前の休日の朝。東大前に事務所を構える三輪書店を初めて訪れ、今日は1日かけて「行動から高次脳機能障害を理解する~認知関連アセスメント」出版に向けて、最後の校正作業を行う。 大きなデスクの前にお菓子と飲み物、多彩な文房具、そして全原稿の山が用意されている。担当編集者の山中恭子さんから、「すべてのページに目を通してくださいね」と指示を受ける。終了は、「作業が終わり次第」とのこと。 原稿を読み返し、自分の原稿に「そうそう」とうなずく(自己満足?笑)。でもすべての課題が解決しているわけではないので心残りもある。今回はここまで。まずは書籍完成が感慨深い。 CBAを作り、論文にできたことは大きかった。見知らぬ方から、「CBAを使っています」と声をかけられる機会が増えた。嬉しいことだが、論文だけでは伝えられないことが多く、不安も大きくなる。もっと臨床的な意見交換をしたい、という思い。
あれから1年半。多くの人の力を借りて、解説書完成を迎えた。CBAを多くの人に知っていただける機会が増えることを、心より嬉しく思う。メリットデメリットあるが、それも議論していこう。 CBAが、現場の臨床家の高次脳機能障害への理解を促進するための武器になれるように。 というわけで、最終校正日、ホームページの立ち上げを決意した。