2016年を振り返って
年の瀬の2年次研修発表会は、大いに盛り上がった。 発表の2事例とも、介助量の多い重症事例で(1例は年齢が若く、まだ変化が期待できる!)、退院後のリハビリテーションがいかにあるべきかを考えさせられる難しいケースであったが、回復期チームからも訪問チームからもそうそうたるメンバー...
凄惨な事件に思う
凄惨でむごたらしい事件が起きやりきれないが、何もできないので、せめて思っていることを書くことにする。 相模原の重度身体障害者施設でおきた大量の殺人事件は、容疑者について不明な点が多く、その真相はもう少し捜査が進むのを待たなければならないが、容疑者が口にしたヒットラーの優性思...
類人猿診断に思う
性格診断の1つの手法である「類人猿診断」を、リーダー研修のテーマに用いて取り組み、いろいろ興味を感じたので、感想を述べたい。 類人猿診断とは何か。問1.感情を表に出すか㋐、出さないか㋑。問2.物事を追求し成果を上げることを望むか㋐、安心・安定を維持することを望むか㋑。この、...
CBAが評価しているものとは何なのか?
「CBAが評価しているものは、何なのか」ということについて、考えさせられる事例に出会ったので、記述してみたい。 事例は退院後1年経過した、80代の大腿骨頸部骨折後の患者さまであった。若手PTが訪問リハに同行し、退院後の変化を確認させていただいた。...
善常会リハビリテーション病院でCBA研修会をさせていただきました
名古屋市南区にある善常会リハビリテーション病院にて、CBAの勉強会を開催しました。鵜飼リハビリテーション病院で、CBA普及活動を担当している(書籍の執筆者でもある)スタッフも同行し、①CBAを中心とした高次脳機能障害の基礎の話(森田)のあと、②当院でのCBA普及活動の経過の...
CBAと実践的能力の関連について
CBAと実際の日常生活場面での能力について、みなさんの意見を聞かせていただきたく投稿します。もともと一人暮らしをしていた方が高次脳機能障害を生じると、通常今後の自宅復帰が可能かどうか、議論が行われると思います。どのような状態であれば、自宅復帰が可能といえるのか判断が難しいこ...